英語が苦手なまま受験学年になったら:文法・長文・習慣の3タイプ別立て直し

監修久松 賢三ウェルズ家庭教師センター センター長プロフィール
最終更新: 2026-08-27

英語が苦手なまま受験学年を迎えてしまった場合、まずやるべきことは「自分の苦手がどのタイプか」を見分けることです。文法が崩れているのか、長文を読み切れないのか、それとも勉強自体が続かないのか——原因によって立て直しの手順がまったく違うため、闇雲に単語帳や過去問から始めると遠回りになります。

この記事では、ウェルズで実際にあったご相談をもとに、3つのタイプそれぞれの立て直し方を紹介します。いずれも受験学年やその直前から英語を立て直し、志望校に合格した実例です。

「英語が苦手」は3タイプに分かれる

ウェルズに寄せられる「英語が苦手」という相談を振り返ると、多くは次の3つのタイプのどれかに整理できます。

タイプよくある症状立て直しの軸
文法型点数が安定しない。読めるときと読めないときの差が激しい基礎文法を体系的に組み直す
長文型単語や文法は一応できるのに、長文を最後まで読み切れない「読み方の思考プロセス」を身につける
習慣型やる気はあるのに勉強が続かない。テストのたびに落ち込む「その場で直す」仕組みを外側からつくる

厄介なのは、本人が自分のタイプを正しく認識していないことが多い点です。「単語力がない」と思い込んで単語帳ばかりやっていたが、実は文法が崩れていた——というケースは珍しくありません。ここからは、それぞれのタイプの実例を見ていきます。

文法型の実例:基礎から文法を立て直し、2か月半で私立短大合格

神奈川県の高校生の女の子のご相談です。本人は「英語はそこまで苦手ではない」と思っていたのですが、点数に波があり、成績が安定しませんでした。進路も定まっておらず、何をどう勉強すればいいのか分からない状態でした。

担当したプロ教師は、答案と会話の様子から「文法の土台が崩れている」ことを見抜き、学年をさかのぼって基礎文法から丁寧に組み直しました。あわせて、苦手にしていた国語の表現練習や、進路についての相談にも並走しました。

結果は、指導開始からわずか2か月半で私立短期大学に合格。文法型は原因さえ特定できれば、短期間でも大きく伸びるのが特徴です。詳しい経過はこちらの指導実績で紹介しています。

長文型の実例:読み方の思考プロセスを一緒に組み立て、上智大学合格

東京の高卒の女の子のご相談です。英語の長文を最後まで読み切った経験がほとんどなく、途中で投げ出してしまうことが続き、英語そのものに自信を失っていました。

このタイプに対して、答えや訳を教えるだけの指導はほとんど効果がありません。担当教師は「この文をどう理解したか」「どこで迷ったか」を毎回言葉にしてもらい、読み方の思考プロセスそのものを一緒に組み立てていきました。分からない箇所は理解できるまで根気強く付き合う指導です。

やがて「読めた」という実感が少しずつ増え、長文への苦手意識が消えていき、最終的に上智大学に合格しました。読み方そのものを組み立て直すこと——それがこのタイプの立て直しの本質です。経過はこちらの指導実績をご覧ください。

個別相談|プロ家庭教師のウェルズ 英語の苦手意識、そのままにしていませんか。
文法・長文・習慣の3タイプ別に立て直します。 くわしく見る →

習慣型の実例:「その場で直す」を習慣化し、偏差値40台から一橋大学合格

東京の高卒の男の子のご相談です。英語が得意ではなく、テストのたびに結果に落ち込む。やる気がないわけではないのに、勉強のサイクルが回らない状態でした。

担当教師が徹底したのは、毎回の授業でのミニテストと口頭チェックです。間違えた箇所をあとでまとめて復習するのではなく、「分からない部分をその場で直す」ことを毎回の授業に組み込み、外側から習慣として定着させました。

この積み重ねで読解力と暗記のやり方が大きく改善し、偏差値は40台から70近くまで上昇し、一橋大学に合格しました。習慣型の立て直しは、成績だけでなくテストへの不安を和らげることにもつながります。詳細はこちらの指導実績で紹介しています。

自分のタイプの見分け方と、最初の1冊・最初の1週間

簡単なチェックとしては、次の順で考えてみてください。

タイプ判定の目安

質問「はい」なら
短めの英文でも、構造(主語・動詞・修飾)を説明できないことが多い文法型の可能性が高い
文法問題は解けるのに、長文になると途中で内容を見失う長文型の可能性が高い
計画は立てるが3日と続かない。テスト後に落ち込んで手が止まる習慣型の可能性が高い

タイプ別・最初の一歩

文法型は、いきなり受験用の問題集ではなく、中学〜高1レベルの薄い文法書を1冊決めて、最初の1週間で「どこから分からなくなっているか」を特定することから始めてください。崩れている地点より先の勉強は、いくらやっても積み上がりません。

長文型は、短めの長文問題集を1冊選び、最初の1週間は「解く」より「1文ずつ、なぜそう読めるのかを声に出して説明する」練習に使ってください。速く読む練習は、正確に読めるようになってからです。

習慣型は、教材選びより先に「毎日同じ時間に15分だけ」「昨日の間違いをその日のうちに解き直す」というルールを1週間守ることが最初の一歩です。続かない場合は、意志の問題ではなく仕組みの問題なので、家庭教師や周囲の大人にチェック役を頼むのが現実的です。

ただし、自己判定には限界があります。文法型なのに長文演習を重ねていたり、実は2つのタイプが重なっていたりすることも多いためです。受験学年で残り時間が限られているなら、最初の診断だけでもプロの目を入れることをおすすめします。

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