管理栄養士国家試験の基本情報
管理栄養士国家試験は、栄養学と健康管理の高度な知識・技能を問う国家試験です。受験を控えている方に向けて、試験日程や出題範囲、合格基準、直近の合格率まで、公式発表に基づく基本情報を整理しました。
結論:出題は9科目+応用力試験の計200問、合格基準は120点以上(60%)。合格率は直近3年で48〜57%の間で変動しており、配点表に沿った学習配分と過去問中心の演習が効率化の近道です。
管理栄養士国家試験とは
合格すると医療機関・行政・企業・給食分野などで栄養指導や栄養管理、商品開発に従事できます。栄養士免許を持つ人がキャリアの幅を広げるための、実務に直結する国家資格です。
試験の基本情報
試験はいつ?
例年2月下旬〜3月上旬に実施され、3月下旬に合格発表があります。直近3年の実績は、2023年2月26日実施→3月24日発表、2024年3月3日→3月29日、2025年3月2日→3月28日です。
試験科目と出題内容
9科目+応用力試験(状況設定問題)で構成され、計200問です。
- 社会・環境と健康
- 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち
- 食べ物と健康
- 基礎栄養学
- 応用栄養学
- 栄養教育論
- 臨床栄養学
- 公衆栄養学
- 給食経営管理論+応用力試験(状況設定)
試験の形式と合格基準
配点は1点×200問の200点満点で、合格基準は120点以上(60%)です。
試験会場と受験資格
試験地は北海道・宮城・埼玉・東京・愛知・大阪・岡山・福岡・沖縄の計9地区です(年により会場は調整される場合があります)。
受験資格は「栄養士免許を持つ者」であり、卒業課程に応じた実務年数が必要です(2年課程は3年以上、3年課程は2年以上、4年課程は1年以上)。管理栄養士養成課程(4年制)の卒業者は実務経験が不要です。「栄養士なら誰でも受験できる」わけではないため、詳細は受験要領で確認が必要です。
難易度と合格率
過去の合格率は?
合格率は年により約48〜57%で変動しています。
- 第39回(2025)48.1%(受験者16,169人/合格7,778人)
- 第38回(2024)49.3%(受験者16,329人/合格8,056人)
- 第37回(2023)56.6%(受験者16,351人/合格9,254人)
新卒と既卒の差
第39回(2025)の区分別合格率は、新卒80.1%に対し、既卒(管理栄養士課程)11.1%、既卒(栄養士課程)11.7%でした。既卒の合格率は新卒に比べて大きく下がる傾向があります。
効率的な学習法
- 範囲の整理と優先度づけ
配点と出題基準(ガイドライン)に沿って学習配分を設計し、頻出領域から弱点領域の順で潰していきます。 - 過去問→解説理解→再演習のサイクル
正答に辿りつく過程を定着させます。形式や時間配分に慣れるため、模試の活用も有効です。 - 理論の理解を重視
栄養学の背骨となる代謝・病態・公衆栄養を概念として掴んでおくと、応用力試験に強くなります。 - 学習の継続設計
教材を増やしすぎず、週単位の復習リズムを固定します。 - 個別サポートの活用
弱点診断→計画→進捗管理→疑問の即時解消というループで、学習効率を底上げします。
まとめ
- 出題は9科目+応用力試験の計200問、合格基準は120点以上(60%)。実施は例年2月末〜3月上旬、合格発表は3月下旬。
- 合格率は直近3年で48〜57%の範囲で推移している。
- 試験地は9地区。受験資格には実務年数の要件があるため、受験要領で最新情報を確認する。
- 学習は配点表に沿った配分と過去問中心の演習、弱点補強の組み合わせが効率的。
