大学に補習授業はある?単位を落としそうなときの相談先と立て直し方
大学に補習授業はあるのでしょうか。答えは、大学や科目によって違います。高校のように全員へ同じ補習が用意されるとは限りませんが、授業担当教員への質問、学習相談、再試験など、確認できる支援はあります。単位を落としそうなときは、「補習があるか」だけでなく、今から評価に反映できることと相談先を先に調べましょう。
目次
大学に補習・補習授業はある?
大学で「補習」と呼ばれるものは一つではありません。理解が追いつかない学生向けの補習授業を設ける場合もあれば、授業外の質問時間や学習支援センターで個別に相談を受ける場合もあります。実施の有無や参加方法は、大学・学部・科目の案内で確かめる必要があります。
「補講」は休講した授業を補う授業を指すことがあり、苦手な学生向けの補習とは目的が異なります。また、再試験や追試験があっても、受験できる条件や成績への反映方法は科目ごとに異なります。名称だけで判断せず、シラバスと担当教員の案内を見ましょう。
単位が危ういとき、先に確認したいこと
最初に、その科目の「残っている評価機会」を整理します。シラバスと学習管理システムで、出席、提出物、小テスト、期末試験の評価方法と締切を見直してください。提出済みの課題や受けた試験も並べると、どこを立て直せるかが見えます。
- 未提出の課題、再提出の可否、提出期限
- 残りの授業・小テスト・試験の日程と評価方法
- 欠席時の扱いと、出席が成績や受験資格に関わる条件
- 再試験・追試験の有無、申請先と期限
- 必修か選択か、次の学期や卒業への影響
自分で見込み点を計算する場合も、配点だけで合格を決めつけないでください。出席要件や課題の必須条件が別に設けられていることがあります。分からない条件は教務窓口か担当教員に確認します。
大学内で使える学習支援と相談先
授業内容が分からないなら、まず担当教員へ
「どこが分からないか」を教科書の範囲や問題番号まで絞って質問します。授業後の質問、オフィスアワー、メールなど、指定された方法を使いましょう。ティーチング・アシスタントが演習や質問対応を担う科目なら、その利用方法も確認できます。
科目をまたいで遅れているなら、学習相談窓口へ
学習支援センター、アカデミック・アドバイザー、学科の担任など、窓口の名称は大学ごとに違います。どこへ連絡すればよいか分からないときは、教務窓口に「学習面の相談先」を尋ねてください。履修計画や必修科目の順序まで含めて整理したい場合にも役立ちます。
担当教員にどう相談する?
相談するときは、履修科目名、困っている箇所、これまで試したこと、聞きたいことを短く伝えます。「単位をください」ではなく、残りの学習を進めるための質問にすると、教員も答えやすくなります。
たとえば「第○回の課題で、この式の変形から分からなくなりました。教科書の該当箇所を読み直しましたが、前提となる考え方を確認したいです。質問できる時間や学習支援の案内はありますか」といった形です。
課題の再提出や追加課題で成績を補えるかも、制度があることを前提にせず確認します。学期末まで待つと利用できる支援が減ることがあるため、危ういと感じた段階で連絡しましょう。
補習が見つからないときの学び直し方
大学内に補習授業がなくても、授業についていけない理由は分けて考えられます。専門用語が分からないのか、前提となる高校・初年次の内容が抜けているのか、講義は理解できても問題を解けないのか。原因によって、使う教材と質問先が変わります。
- 直近の授業・課題で解けなかった問題を一つ選ぶ。
- 解けない理由を「用語」「前提知識」「解法」「時間不足」に分ける。
- 必要な範囲だけ教科書や授業資料に戻り、類題を自力で解き直す。
- なお残る疑問を具体的な質問にして、教員や学習支援窓口へ持っていく。
複数科目が重なっているなら、締切と必修度を見ながら優先順位を決めます。最初から全範囲を復習しようとすると、目の前の提出物に間に合わなくなります。大学の授業についていけないときの立て直し方も、つまずきの切り分けに使えます。
単位を落とした場合と保護者の関わり方
単位が取れなかった場合は、成績の確定後に再履修の時期、次に履修する科目との関係、進級・卒業要件を教務窓口で確認します。再試験の有無だけを見て判断せず、履修全体を組み直すことが大切です。
保護者は、本人の代わりに教員へ成績交渉をするより、本人が制度を確認し相談に行けるよう支える役割を意識してください。「どの科目で、何が残っていて、誰に相談するか」を一緒に整理できます。大学から家族へ共有できる情報の範囲は、本人の同意や大学の取扱いに沿って確認しましょう。
補習の有無は大学側の案内で確かめ、今日できる質問と提出を先に進める。そこから、必要なら科目ごとの学び直しを組み立てていきましょう。

