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保健師・看護師対策講師が試験のコツをわかりやすく解説いたします。(文責 登録 籏谷教師)

看護師国家試験対策講座

必修問題・解剖生理・病態生理から看護まで

必修問題対策          

必修問題に必要な知識を確認 それが専門科目で問われたとしても よいくらい掘り下げ、知識を補完します

解剖生理対策

学生さん皆さん苦手意識が高い分野です 解剖から病態生理に繋げられるよう解説します

病態生理から看護まで

なぜ、この看護が必要なのかを病態生理から考えられるように解説します。 じつはこの作業が、看護にとって大切なアセスメント能力につながっていくのです。

日頃、こんなこと、思いあたりませんか?

  • 勉強は量よりも質だ
  • 実習が終わってから本気出す
  • 勉強にはわかりやすく説明してくれる先生が欲しい
  • 一人で勉強するとなぜか眠くなる
  • アンダーラインを引いたり、付箋を貼る が思ったより知識が頭に入っていない
  • 落ちたらマズイと思っているのに危機感がない
  • 働きながら国家試験合格を狙っている。効率的に勉強したい
  • 模擬試験の解説を読んでもわからない

テーマ いまやるべき国家試験対策

1.近年の看護師国家試験の状況 

受験者数 合格者数 合格率 基準点/正答率
第108回 63,603 56,767 89.3 155/62.0
第109回 65,569 58,514 89.2 155/62.0
第110回 66,124 59,769 90.4 159/63.6
第111回 65,025 59,344 91.3 167/66.8
第112回 64,051 58,152 90.8 152/60.8

2.配点

問題種別 配点 問題数 合計点 評価基準
必修問題 1問1点 50問 50点 8割(40点)以上
(=絶対評価)
一般問題 客観式問題 1問1点 130問 130点 一定以上の点数
(=相対評価)
状況設定問題 1問2点 60問 120点
合計 240問 300点

試験時間は、午前・午後それぞれ2時間40分⇒1問にかけられる時間 1分30秒

3.第112回分析

(1)形式面

111回とあまり傾向は変わらず。視覚教材問題は写真・検査画像問題各1問。検査画像問題やや面食らったものがあったが、正解肢にたどりつけないほどの難解なものではなかった。写真問題は、出題予想も多かった胎便の性状を問うものであり、きちんと学習していた学生にとって正当な出題だったといえる。

科目別出題数は多少の増減はあったものの、経験のないような大幅な増減はない。

①5肢択2は減/5肢択1は同数

5肢択2の問題数が昨年の10問から15問へ増え、5肢択1は昨年の25問から25問と同数だった。5肢択2が増えたことから難易度は上ったように見えるが、5肢択1が同数であったことから学生のレベルが年々上がっていることを考えると難しくなったとはいいがたい。5肢択1は午前午後とも70~80番台、5肢択2は午前午後も80番台の出題だったため、受験生は、状況設定問題直前に試験体力を奪われる形式だったのは例年通りといえる。

②長文問題は同数

状況設定問題の単問の出題(問題文が3行以上あり、労力を割くのに配点は1点という出題のもの)で、13問から13問と同数。106回以降18~13問くらいで推移している。形式的には難しくなってはいない、といえる。ただ、49~80問目にあたりにでてくること、午後問題に多かったこと、(計算問題も午後)これも受験生の受験体力を奪うようなタイミングで出題してくるあたりは変わらず。

(2)内容面

①必修問題

例年通り。難易度は変わらず。午前25、午後25は5肢択一だった。

②解剖生理・病態生理は王道

解剖生理に関しては、必修問題のAM12の体温中枢や、刺激伝導系のペースメーカーを問うPM12など、重要かつ解説不要なものが出題。模擬試験の問題や、やや古い過去問もでも王道問題はチェックしておいたほうがよい。

③病態生理がややひとひねり

病態生理に関しては間質性肺炎のAM47などの王道系もありながら、「あれっ」と手が止まるようなひとひねり問題もみられた。過換気症候群を答えさせるのかと思いきや、その先のアルカローシスを訊いているAM27、糖尿病の合併症だから、あの3大合併症かと思いきや、急性合併症なのでケトアシドーシス昏睡が正解だったAM14などが、それ。

④モヤモヤする問題

112回に限らないとは思うが、PM9の家族の最少人数、AM116の重度障害児の家族が利用できる社会資源の問題など、解答速報で各社意見が割れたものが多かった。「なぜそれが正解だったのか」スッキリしておく必要がある。

⑤看護はやっぱりエビデンス

112回に限らないとは思うが、AM37の女性の床上排泄の援助の問題は、ひとつひとつの援助にエビデンスがある、実習でも行った援助が国試が関連している、という点でいい問題といえる。

⑥社会保障や保健統計・法律制度など保健師化

AM15メタボリックシンドローム、AM3ブリンクマン指数、PM10地域保健法、保健師ではおなじみのテーマの出題はもとより、PM33健康に関する指標は、保健統計の理解が幅広くちりばめられた細かい出題だった。ただ、あくまでも、受験をするのは看護師国家試験なので、保健師の過去問まで演習してみる、というやりすぎはしない方が無難。

⑧多職種連携絡み

何を隠そう多職種連携で一番期待されている職種であるのは看護師です。そのため、具体的場面でどの職種と連携をとるのが最適か、の判断を問う問題も2問もみられた。PM45、PM120がそれ。

⑨新出題基準は反映されたか?

PM49パッチテスト、PM50とAM92免疫療法、AM84低体温、PM26心周期など反映されていたと思う。いかにも、新登場という感じはなく、基本を訊いていた。113回も新出題基準の追加小項目要注意である。

⑩歴史は繰り返す~マズローは出題されたか

過去5年以内からの繰り返し論点が多かった。画像・図問題においては、正解・内容はビミョーにずれていたが、「同じ画像?」と言えるものがあった(PM95の瞳孔、AM80の検査画像)。また、111回では選択肢のひとつであったハイムリック法が112回では正解肢になったり、111回の薬物動態の肝臓=代謝に関する問題は今年も出題された。マズローは昨年あまりにも強調したのが試験委員の耳に届いてしまったのか、今年はでなかった。111回のマズローはボツ問だったが来年はあるか?



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