薬学部「募集停止」ラッシュの衝撃。2026年以降、選ばれる大学と消える大学を分ける「教育の質」の正体

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【経歴】
教育業界歴25年。これまでに2,000名以上の受験生、在校生の学習プランを作成。「偏差値30からの志望校合格」など逆転合格のサポート実績多数。

【専門分野】
中学受験・高校受験・大学受験・大学進学・難関資格取得の戦略立案。現在はプロ家庭教師の採用・育成および、年間300件以上の進路相談を担当。



2024年から2025年にかけて、日本の薬学教育界に激震が走りました。複数の私立大学薬学部が「学生募集の停止」を相次いで発表したのです。

かつては「資格職で安泰」の代名詞だった薬学部が、今なぜ淘汰の時代を迎えているのか。2026年現在の最新状況を分析し、受験生や在学生が生き残るために直視すべき「教育の質」の実態を解説します。


選ばれる大学と消える大学を分ける「教育の質」の正体

目次

1. 始まった薬学部の淘汰。なぜ「募集停止」が相次ぐのか

近年、地方や新設の私立薬学部を中心に募集停止のニュースが続いています。この背景には、単なる少子化以上の「3つの構造的要因」があります。

要因概要と影響
① 文科省の設置抑制2025年度以降、定員増が原則不可に。大学は「量」での拡大ができず「質」の勝負へ。
② 深刻な定員割れ私立薬学部の約4割が定員割れ。学費収入減は、教育設備や教員の質の低下に直結。
③ 合格率の負の連鎖国家試験合格率が低い大学から受験生が去り、さらに合格率が下がる悪循環。

2. 生き残る大学、消える大学の決定的な差

2026年以降、受験生に選ばれ続ける「質の高い大学」と、そうでない大学の差は残酷なほど明確になっています。

比較項目生き残る大学(教育の質が高い)消えるリスクがある大学
教育目標「6年間で確実に薬剤師にする」「とりあえず定員を埋める」
低学年教育入学直後から基礎(化学・生物)を徹底補習学生の自主性に任せ、早期に脱落者が出る
進級の現状厳しいが納得感のある進級判定。留年者は少数。表面上の偏差値維持のため、内部で大量留年が発生。

3. 在学生・受験生が今取るべき自己防衛策

大学が募集停止になっても、在学生は卒業まで在籍できます。しかし、教育環境の悪化や「母校がなくなる」という精神的ダメージは計り知れません。時流に飲み込まれないための戦略が必要です。

  • 受験生: 「現在の偏差値」だけでなく、過去のデータに基づいた「教育の継続性」で大学を選ぶ。
  • 在学生: 大学の講義やサポート体制だけに依存しない。国家試験が臨床判断重視へ難化している今、外部のプロ家庭教師などを活用して「自力で合格できる学力」を早期に構築する。

参考文献・エビデンス

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